'65 ミュージック・グラフ ← →
ミュージック・グラフは,別冊を4月の第4号「永遠の映画音楽ベスト20」(品番は本誌第19号と同じMG−6004),第5号「ビートルズ・ベスト20」,第6号「100万人のポピュラー音楽全集1」(23曲入り),5月の第7号「100万人のポピュラー音楽全集2」(22曲入り)と集中発行の後,11月の第9号「ビートルズヒット20曲」まで進め,既刊シートを用いた本誌としても,昨年11月の第19号「映画音楽ベスト20」,本年3月の第23号「ヒットパレード・ベスト20」,9月の第35号「ポピュラー・ヒット ベスト20」,10月の第43号「エレキ・ギター・ベスト20」を出したが,その品番を別冊に揃えたため,品番の下2桁と本誌・別冊の号数との対応は失われた.
本誌のラインナップは,3月の第24号「ビートルズ・ゴールデン・ヒット」,第25号「夢のトップ・リクエスト」に始まり,4月の第27号「ベンチャーズ・ゴールデン・ヒット」から7月の第32号「狂熱のエレキギター」,第33号「サーフィン'65」,8月の第37号「これがエレキ・ギターだ!!」までエレキものを連発する一方,ついにポピュラー・映画音楽・ギター以外のジャンルに進出,MG−6000シリーズ初の録り下ろしによる第30号「童謡名曲30選」,第40号「これがラテンだ!!」,第45号「ママとよい子のメリー・クリスマス」などの家庭向けタイトルを挟みつつ,11月には,記号SMGを新設して,ステレオ両面シート4枚,ママが選んだよい子のためのクラシック入門,岩窪ささを指揮・編曲による「家庭名曲20選」を第41号,SMG−6001として出し,12月の第49号,MG−6018「童謡名曲30選」(第30号の新版)まで進んだ.
本年同社は,店頭での切取りが後を絶たない「M・Gスタンプ」を4月に廃止,事務所を渋谷区宇田川町ゴールデン・ビルから新宿区百人町桜田ビルに移した.また,編集代表の金山彰夫が退社独立し,9月1日,月刊誌「TEEN BEAT」(IBM6543)を創刊,編集長に木崎義二を向かえ,金山を発行人,発行所を「映画と音楽社」(編集部はM・G事務所内)とし,毎号,ヒットチャートやアーティストの写真・特集記事,映画・新譜紹介などを掲載,スターへのインタビューや有名曲の演奏を収めた16cmシートも付録した.
|