フォノシート'64

'64 ミュージック・グラフ  
 ミュージック・グラフは,カナ付英語歌詞を掲載した第5号「ヤング・ヒット・パレード」の好評を受け,第8号までこの点をアピールした副題を付し,新コーナー「みんなで歌おうM・G音楽教室」も設置,さらに「全曲歌詞付シリーズ」第2弾と銘打った第7号「ハイティーン・ヒット・パレード」では第6号の演奏のみのシートを100円で頒布,6月からは,第12号「ビートルズを歌おう!」,第15号「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」,第16号「ビートルズを歌おう!NO.2」といった,河野武尚とザ・ハイウエイズ,クレージー・ビートルズらによるビートルズカバーで刊行ペースを加速,12月15日発行の第20号「9500万人のリクエスト ベスト9」まで進めた.
 一方,4月,「20曲シリーズ」の第1弾「夢のトップ20・大脱走マーチからプリーズ・プリーズ・ミーまで!!」を「別冊ミュージック・グラフ」第1号として発行,本年中に第3号まで出した.このシート10枚,全20曲,680円の「20曲シリーズ」は, 本誌が数点進む毎に出るアルバム的存在で,既刊号のシートが再利用された.
 また,5月には,シート2枚,全5曲,290円の「ミュージック・ファイブ」を創刊,プレスリー主演映画,世界民謡,カンツォーネ,スポーツカーの特集を組んだが,12月の第4号で途絶する.
 なお,同社では,5月より品番の書式を「英語アルファベット2文字−定価と上1桁を共有する4桁」に統一,本誌「ミュージック・グラフ」の第11号をMG−4011,「別冊ミュージック・グラフ」の第1号をMG−6001,「ミュージック・ファイブ」の創刊号をMF−2001とし,本誌と「ミュージック・ファイブ」の巻末にはブロマイドや楽器・ステレオと引き換えられる点数券「M・Gスタンプ」を付けた.